英語学習を趣味にしてみませんか
この記事はあくあたん工房クリスマスアドベントカレンダー23日目の記事です。
はじめに
はじめまして、「た」と申します。適当な名前でごめんなさい。
今回は僕の趣味のうちの一つである、語学(主に英語)について書きたいと思います。
プロフィール
大学入学まで
勉強以外で英語に触れることはほとんどありませんでした。
どちらかと言えば得意な部類の教科でしたが、あまり面白さを感じることはなかったです。
大学1年
大学入学当初、ちょっとだけ準備してから初めてのTOEICを受けることになり、その時は確か640点くらいだったと思います。
スマブラの大会を見る趣味があるのですが、それが高じて好きな海外のプレイヤーの普段の配信まで見たくなってしまい、夏休みとかはずっと見てました。
半分も理解していなかった気がするものの、英語を理解できるようになりたいと思ったのはこの頃でした。
チリ出身のZさん(仮名)の配信が特に好きで、何ヶ月か配信を追っかけてると結構聞き取れるようになったと思います。
その他にもSteam等で発売されているインディーゲームをプレイする趣味ができ、中にはまだ日本語化されていないものもあったので、それも英語学習のモチベーションを高める一因になりました。
好きなコンテンツで英語に触れていくうちに抵抗感がだんだん薄くなり、大学1年の終わりにはTOEIC860点まで上がりました。
思ったよりずっと伸びていたのでかなり手応えを感じた覚えがあります。
ただ、この時はまだ英語に対して「勉強」というイメージを持っていて、それなりにテスト対策をしてから臨んでいました。
大学2~3年
以前と比べて英語を読むスピードや語彙に向上を感じ、とても楽しくいろいろなコンテンツに触れていました。
英語学習に対する認識が「勉強」から「趣味」に変わったためか、どのような場面で英語を使っていたかあまり覚えていません。
配信やゲームで英語を読んだり聞いたりすることに加え、ドラマの「フレンズ」を観たりしていました。
あまりストーリーが大事ではないコメディなので、聞き逃したり分からない部分があっても気楽に観れるのでオススメです。
大学3年の秋に受けたTOEICは915点でした。
大学4年~修士1年
研究の一環で英語を使うことはあるものの、英語学習以外に楽しいことがいっぱいあったせいか、トータルでは英語に触れる時間は短くなってしまいました。
どんな趣味でもそうですが、成長を大きく実感できる時期が一番楽しいと思います。
自分の英語レベルが十分高いと思ったことはありませんが、大きく変化を実感できることが無くなってきたのがモチベーション低下の理由かなと思います。
第二外国語として習った中国語がかなり楽しかったので、これからは中国語やスペイン語等、多言語を学んでみたいと思っています。
また、英語の本来の使い方では無いですが、就活のネタに使えたのは割と助かりました。
英語能力を強く求めている日本企業はあまり無いものの、単純に「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)としてはそれなりに受けが良かったと思います。
ちなみに最近気まぐれで受けたTOEICは925点でした。
英語学習を趣味にするメリット
人それぞれ違うと思いますが、僕個人が感じた英語学習の良いところを紹介します。
・単純に成長が楽しい
これが最もシンプルで重要だと思っています。どんな趣味でも、以前の自分と比べて能力が上がっていたり、以前は出来なかったことが出来るようになったりするのが一番の楽しみではないでしょうか。
・触れられる情報やコンテンツが増える
日本語化されていないゲームをプレイしたり、海外の掲示板を見たり、海外の配信者を追っかけたりできて楽しいです。
機械翻訳の精度は年々上がってきていますが、ニッチなジャンルの専門用語を齟齬なく翻訳できるまではまだまだ時間がかかるのではと感じています。
・進学・就職に使える(かも)
自分は進学には影響しませんでしたが、TOEICが一定以上の点数でボーナス単位をもらえるシステムが大学にあったのでちょっとお得でした。
就活のネタには使いましたが、正直どれくらい影響したかは分かりません。
・海外の人とコミュニケーションがとれる(多分)
個人的にはあまり経験が無いですが、語学の醍醐味と考える人も多いでしょう。
おすすめの学習法
一言で言うと、「多読多聴」(たくさん読み、たくさん聴く)が最強です。
逆に言うと、学校教育に多く見られるような、文法中心の勉強や比較的短い文章を丁寧に読む「精読」の勉強はいろいろな理由から非効率です。
また、インプットばかりでは「話す・書く」といったアウトプット能力が身につかないと思うかも知れませんが、質の良いアウトプットを行うためには質の良いインプットを積み重ねることが必須です。
以下のようなことを心がけると良いです。
・楽しめるコンテンツを探す
人間の記憶の仕組み上、楽しんで取り組むことが大事です。小説やドラマ、ゲームやライブ配信など、興味を持てるものなら何でも良いと思います。全くちんぷんかんぷんなものは避けましょう。最近は海外のVtuberとかも人気らしいので良いかもしれません。
・英語である必要があるもので学ぶ
「原作が日本語の漫画の英訳版を読む」といったことはあまりおすすめしません。翻訳というのはどうしても一部の情報が失われますし、日本語でアクセスできるコンテンツなのにあえて英語で取り組むというのはモチベーション低下にも繋がります。
・分からなくても気にしない
母語でない言語を簡単に理解できないのは当然です。肩肘張らず、リラックスして臨みましょう。なに言ってるかよく分からなくても、「ふーん」というくらいの気持ちで。
・知らない単語をいちいち調べない
知らない単語に出会うたびに調べていると日が暮れてしまいますし、「勉強」感が強くなってしまいます。異なった文脈で何度も同じ単語に出くわすことで、自然とその単語のイメージを掴んでいくというのが理想です。特に気になった単語や重要そうなものだけ調べましょう。
・飽きたら途中で放り投げて良い
つまらないと記憶の定着に非効率です。別に一つの本を最後まで読む必要はありません。
英語コンテンツの紹介
自分が今までに触れた英語のコンテンツを挙げておきます。万人におすすめというわけではないのであくまで参考程度に。
スマブラではない別ゲー配信を中心に見てました。
好きなゲームに関するスレや、アニメや漫画の感想スレを読み漁ってました。もしかしたら累計100時間くらいは読んだかも?
・フレンズ(ドラマ)
確かシーズン2の終わりくらいまで観ました。コメディなので聞き取れない部分があっても安心。
Steve Kaufmannという多言語学習をやっているおじいちゃんが特に推しです。語学に興味を持ったら絶対に観てほしいです。
・インディーのゲーム(主にSteam)
名作は後に日本語化されることも多いですが、いち早くプレイしたいときや翻訳前のニュアンスを楽しみたいなら必須。最近はDisco Elysiumというゲームをプレイしましたが余りの難しさ&文章の多さにギブアップしました。
・大学図書館にある小説
そんなに面白くはない。モチベがあるとき用。
番外編 ~TOEICで点数を取りたい人へ~
今まで書いてきた勉強法は、基本的に「英語学習を楽しみたい人」向けです。
進学や就職のため、いち早くTOEICで高得点を取ることが目的の人や、スコアアタックのような気持ちでTOEICを楽しみたい人は次のようなアプローチをおすすめします。
・とにかく公式問題集を繰り返し解く
これに尽きます。TOEIC向けの単語帳や非公式の問題集などをやる必要はあまりないと思います。一通り解いたら採点をして、間違えた問題の解説を読みましょう。文章や答えを覚えてしまうほど繰り返すと良いと思います。
TOEICはビジネスシーンをテーマにした文章が多く、小説やドラマ、ゲーム等で楽しく英語を学ぼうとか思っているとかなり語彙の範囲が異なってしまい非効率です。
逆に言うと、公式問題集を数冊やればあらかたの語彙はカバーできると思います。
ある程度正しい方法とモチベーションで取り組めば短期間で100~200点程度上げることはそこまで難しくはないと思っています。
おわりに
いかがだったでしょうか?
楽しさと実益を兼ねた趣味として、語学はかなりおすすめできると思います。
良ければ参考にしてみて下さい。
それでは。